株式会社帯広シティーケーブル様
地域ISP※におけるネットワーク最適化への挑戦
~コスト削減と技術革新で拓く、デジタル時代の地域通信インフラストラクチャー~
※インターネットへの接続サービスを提供している事業者のことを指し、「プロバイダー」と呼ばれることもあります。
株式会社帯広シティーケーブルに所属するネットワークエンジニア。
約6年前から東京勤務となり、OCXの導入プロジェクトを主導。
特にネットワークインフラの最適化と、地域特性を活かしたサービス展開において豊富な経験を持つ。
また、地域コミュニティ活動にも積極的に参加し、
地域ISPならではの視点でネットワークサービスの改善に取り組んでいる。
専用線からの移行:地域ISPがOCXで得たメリットとは
OCX の導入の経緯についてお聞かせください。
元々IX事業でBBIXさんにお世話になっていました。定期的にBBIXさんからOCXのサービス説明を聞いている中で、専用線の維持管理に結構な費用がかかっていることへの最適化を考えるようになりました。サービス品質も信頼が持てたため、専用線からOCXへ移行する抵抗感はなく、将来的なコスト的メリットを感じられたため、自社専用線2本ともOCXへの切り替えに踏み切れました。
導入にあたって、具体的にどのような準備を行いましたか?
まず社内での合意形成を行い、技術面での検証を重ねました。具体的には、「本当に今までの専用線と同等の品質が保てるのか」「切り替え作業中にトラブルが起きないか」といった懸念がありましたので、2週間かけて段階的に切り替えを行い、接続テストを繰り返し実施しました。
OCX の具体的な導入メリットについて教えてください。
最大のメリットはコスト削減効果です。以前は月1回程度行っていた複雑な回線監視や切り替え作業が大幅に簡素化され、運用負荷や管理コストが軽減されたことで、自社サービスに注力できるようになったのも大きなメリットです。また、東京拠点としての利便性が向上し、情報収集や他事業者との連携がしやすくなりました。特に地域ISP にとって、全国規模で広域な連携は重要な価値となっています。
OCX のサポートはいかがですか?
大変助かっています。技術的な質問にはエンジニアと直接やり取りすることができ、技術的な細かい部分も丁寧に説明してくれるので安心感があります。
地域インフラの活用と技術的信頼性が生んだ新たな可能性
帯広市のガバメントクラウド接続回線も受注
帯広市様のガバメントクラウド接続回線が受注できたポイントがあれば教えてください。
当社では従来より帯広市様向けに市庁舎と他社データセンター間の閉域回線を提供していました。提供にあたり当社が帯広市役所庁舎に設置していた L2 スイッチにガバメントクラウド専用ポートを設けることで、追加の回線の引き込みが不要となりました。これにより、新規契約ではなく既存契約のオプション追加とできたことが受注の最大のポイントだと思います。加えて、地域インフラの活用がLGWANなどの新しい行政ネットワークの動きと合致し、政府のデジタル化推進との親和性も高い所も魅力です。また、当社が総務省の実証実験への参加実績などもあり、技術的な信頼性があったことも要因と認識しています。
OCXを活用したネットワークの今後の展開を教えてください。
OCXに切り替えたことで、大阪接続の手段を考えられるようになりました。当社では災害対策として、既存の太平洋ルートでの東京接続に加え、日本海ルートでの大阪接続を従来から構想しておりましたが、コストが高く躊躇していました。OCXであれば、接続料金が距離に依存せず一定で、かつ、OCX網内は冗長構成が組まれているので、北海道から大阪など別の地域への接続や冗長構成を自由にチャレンジしたいと考えています。
OCXへの期待と事業ビジョン
OCXの機能について期待することがあればお願いします。
サポートサイトの使いやすさの更なる向上を期待します。具体的には-「よくある質問(FAQ)の充実」や「具体的な導入事例の提示」などより実践的な説明があると大変助かります。また、Slackなどのチャット型のコミュニケーションツールがあると、より使いやすく、親しみやすいサービスになると思います。
今後の展開について、どのようなビジョンをお持ちですか?
まず大阪への接続を本格的に進めていきたいです。単に接続するだけでなく、トラフィックの最適化やコンテンツ事業者との連携も視野に入れています。次に自治体向けのサービスにも力を入れたいと考えています。今回のガバメントクラウド接続回線の受注を成功事例の一つとして、将来的には近隣の市町村にも同様のネットワークソリューションを提案し、地域全体のデジタル化に貢献したいと考えています。
また、ケーブルテレビ局としての強みを活かして、映像コンテンツの共有や地域PRなども絡めていきたいです。単なる通信インフラではなく、地域の情報発信や活性化にも貢献できるような展開を考えています。
- OCXの導入による大幅なコスト削減の実現
- ガバメントクラウド接続における先進的な取り組み
- 災害対策を含めた堅牢なネットワーク構築
- 将来を見据えたネットワークインフラの整備
※本記事の内容は、2025年10月時点の情報に基づき制作しております。


