株式会社石川コンピュータ・センター(ICC)様
OCX活用による巧みなビジネス転換ストーリー
~ICC様に見る、「まるっと・ワンプライス」パッケージのわかりやすさ~
株式会社石川コンピュータ・センター様(以下、ICC様)は、2022年に創業50周年を迎えました。データセンター関連のシステムインテグレーターとして、地域に根ざしながら、お客さまに安心と信頼のサービスを提供してきた企業です。OCXパートナー事業者の中でも、仮想ルータサービスであるOCX-Router(v1)の販売実績において顕著な成果を上げている同社。その成功の裏側には、多くの企業のビジネス展開に応用できるヒントが詰まっていました。
最前線で活躍されるキーマン2名のインタビューを通じて、「OCX導入に至った3つのキーワード 」をはじめ、「営業担当者が説明して売れるパッケージングへ」「およそ100名の営業担当者が参加した大規模説明会」、そして「未来へ向けて」という4つのテーマから、同社の成功の軌跡をご紹介します。
最前線で活躍されるキーマン2名のインタビューを通じて、「OCX導入に至った3つのキーワード 」をはじめ、「営業担当者が説明して売れるパッケージングへ」「およそ100名の営業担当者が参加した大規模説明会」、そして「未来へ向けて」という4つのテーマから、同社の成功の軌跡をご紹介します。
本導入事例の人物紹介
「icc」のシンボルマークは、コンピュータの機械的なイメージからの脱却、人間的なやわらかい曲線、人と地球をシンボルとした頭文字の“i”で親しみやすさと安心感を表現し、社会や顧客とのますますの融合を意味しているとのこと。本インタビューではこの企業ロゴにピッタリな2名にお話を伺いました。
クラウドビジネス本部
DCサービス部 部長
南川 浩栄様
DCサービス部 部長
南川 浩栄様
詳しい職務(業務内容)
・データセンター運営の統括
・クラウドサービス企画
・セキュリティ
・顧客向け技術提案・インフラ刷新プロジェクトのリード
・データセンター運営の統括
・クラウドサービス企画
・セキュリティ
・顧客向け技術提案・インフラ刷新プロジェクトのリード
クラウドビジネス本部
DCサービス部
クラウドサービス課エキスパート
守田 淳一様
DCサービス部
クラウドサービス課エキスパート
守田 淳一様
詳しい職務(業務内容)
・ISPバックボーンのBGP設計・運用
・CATVネットワークの品質改善
・顧客向け技術説明、提案資料の作成
・ISPバックボーンのBGP設計・運用
・CATVネットワークの品質改善
・顧客向け技術説明、提案資料の作成

OCX導入に至った3つのキーワード
Keyword①
ガバメントクラウド移行の波への対応
自治体のネットワーク構築やテクニカルサポートを強みとするICC様。2023年頃の当時の地方自治体ではガバメントクラウドへの移行の検討を開始しており、AWS(Amazon Web Services)を始めとする各クラウド事業者へ閉域接続する要件が急速に高まっていることから、ICC様としても対応が求められました。
Keyword②
距離課金による高コストの壁を打破
石川県内の自治体のネットワークサポートを担うICC様にとって、東京・大阪方面への専用線にかかる高額なコストは長年の課題でした。専用線は距離に応じた従量課金のため、コストが高額となる傾向にありました。
Keyword③
「誰でも提案できる仕組み」への転換
自治体等に対してAWSなどへのクラウド接続を提案する際、専用線の手配からルータ管理、SIまで複雑な要素が絡み合い、提案と説明が難しいという課題がありました。
ガバメントクラウド移行の波への対応
ICC様とOCXの関係は古く、OCXのサービス名が正式に決まるよりも3年以上前にさかのぼります。ICC様の様々な要望と期待を受けてリリースされたOCX—— その立ち上げから2年が経過した頃、日本全国では「ガバメントクラウド(※1)」への移行が本格的に加速していました。
当時、ICC様ではデータセンター運用やクラウドサービスを統括する部門において、通信コストの高止まりが大きな課題でした。
石川県内の多くの自治体を支援するICC様にとって、基幹システムをクラウドへ接続するための「高品質な閉域網接続」の確保は急務でした。
そこでBBIXに相談したところ、OCXはガバメントクラウドに対応する全てのクラウドサービスへの閉域接続に対応しており、求めていた機能もすべて備わっていました。
クラウドサービス企画の責任者である南川様は「時代のニーズとタイミングが見事に合致した」と振り返ります。
当時、ICC様ではデータセンター運用やクラウドサービスを統括する部門において、通信コストの高止まりが大きな課題でした。
石川県内の多くの自治体を支援するICC様にとって、基幹システムをクラウドへ接続するための「高品質な閉域網接続」の確保は急務でした。
そこでBBIXに相談したところ、OCXはガバメントクラウドに対応する全てのクラウドサービスへの閉域接続に対応しており、求めていた機能もすべて備わっていました。
クラウドサービス企画の責任者である南川様は「時代のニーズとタイミングが見事に合致した」と振り返ります。
(※1)【ガバメントクラウドとは】
デジタル庁が推進する、国と地方自治体のための共通クラウド基盤。全国の自治体は「独自にシステムを所有、運用する」方式から、この「ガバメントクラウドを利用する」方式への移行を国から求められております。
デジタル庁が推進する、国と地方自治体のための共通クラウド基盤。全国の自治体は「独自にシステムを所有、運用する」方式から、この「ガバメントクラウドを利用する」方式への移行を国から求められております。
距離課金による高コストの壁を打破
同社でネットワーク運用を担う守田様も、当時をこう振り返ります。
「クラウドへの接続には、東京・大阪の指定データセンターまで専用線を敷設する必要がありました。自治体からも、『通信コストが非常に高い』という声が多く寄せられていたんです」
そうした中で力を発揮したのが、距離に依存しない定額制というOCXならではの特長でした。コストと距離という課題に対し、OCXは現実的な解決策となったのです。
距離に依存せず一定料金
「専用線は高い」を覆す。月額定額制のため、稟議が通りやすい。
柔軟なサービス変更
最小単位で契約でき、ビジネスの成長に合わせて無駄無く拡張できる。
最低利用期間がない
専用線のような長期契約(数年縛り)がなく、ビジネスの変化に柔軟に対応できる。
「誰でも提案できる仕組み」への転換
営業担当者が説明して売れるパッケージングへ
ガバメントクラウドへの接続を推進する中で、ICC様が徹底してこだわった戦略、それは「複雑な技術的要素を裏側に隠し、極限までシンプルなサービスとしてパッケージングする」ことでした。
回線・ルータなどの費用を個別に積み上げて提示する従来の方法では、専門知識を持たない自治体のお客さまには伝わりにくく、現場の営業担当者も説明に苦慮していました。
南川様は「細かく出すと、お客さまに伝わらないだけでなく、営業担当者も説明できず、結果として売れない」と指摘します。
ICCが実現したオールインワン
ICC様はOCXのネットワーク基盤をサービスの裏側に据え、「ICCに任せれば、安全にガバメントクラウドへ繋がる」というオールインワンの接続サービスを構築しました。
守田様は「ややこしいことは一切考えず、丸ごとICCにお願いすれば繋がる、そのイメージを持っていただければ十分です」と語ります。
お客さま側に物理ルータを置かず仮想ルータ(OCX-Router(v1))を採用することで、機器の購入・設置の手間を排除。ルータの設定から運用保守まで、すべてを「ワンパッケージ」に集約しました。

ICC様が実現した「まるっと・ワンプライス」の全貌
リソース単位での細かな販売はせず、技術的な複雑さを排除売りやすいワンプライス・パッケージが完成
およそ100名の営業担当者が参加した大規模説明会
BBIX主催の説明会が複数会場で開催され、ICC様からおよそ100名の営業担当者が参加しました。公共・医療・一般企業向けの提案を担う担当者たちがこれほどまでに集まったのは、「自社データセンターからAWSへのセキュアな閉域網接続を提供できるようになった」という発表が、現場にとって大きな意味をもっていたからです。
この説明会を境に、営業担当者一人ひとりのOCXへの理解が深まり、提案活動にも変化が生まれていきました。

OCXが営業にもたらしたもの
リードタイム短縮
効率的な営業活動が実現
- 提案スピードの向上
- 社内承認プロセスの簡略化
- 契約締結までの期間短縮

営業のサービス提案の自信
苦手だったNI事業が販売の要に
- NI事業の専門知識ハードルの解消
- 提案の再現性の向上
- クロスセル・アップセル機会の拡大

OCXで実現した、売れるクラウド接続サービスへの転換
ICC様は、ガバメントクラウド移行に伴う接続需要の高まりに対し、OCXを活用することで、高品質を備えながら、顧客にとって分かりやすく、営業現場にとっても提案しやすいクラウド接続サービスのモデルを構築しました。
高品質な閉域接続を、より現実的なコストで提供
距離に依存しない料金体系により、従来の専用線提案で課題となっていたコストの壁を乗り越えやすくなりました。
複雑な技術を裏側に隠し、営業が提案しやすい形へ
仮想ルータを活用した「まるっと・パッケージ」により、見積もりと説明をシンプル化し、提案の再現性を高めました。
社内展開を通じて、次の市場へ広がる基盤を形成
およそ100人規模の説明会を通じて営業浸透を進め、自治体・医療に加えて物流・製造分野へのNI事業展開も視野に入るモデルへ発展しています。
OCXは、ICC様にとって単なる接続サービスではなく、
"複雑なネットワーク提案をシンプルに売れるサービス基盤"
未来へ向けて:妥協なきお客さまファーストを共創する
ICC様では、より多くのお客さまへ価値あるサービスを届けるた めに、すでに様々なビジネス構想が動き始めています。その根底にあるのは、お客さまを第一に考え、ともに価値をつくり上げていこうとする姿勢です。
- DC接続回線の多様化によるコスト削減と提案領域拡大
- AWSへのセキュアな閉域接続によるクラウド事業の推進
- 医療・自治体向け新サービス(IoT/AI連携)の開発
- 自社基盤とOCXネットワークの統合によるプライベートクラウドの拡大
ICC様はOCXを事業化し、売れるパッケージングで組織を動かし、実に巧みなビジネス転換を果たしました。この成功モデルは、同じ課題を持つ多くの企業様にとって、すぐに応用できる道標となるはずです。
今後もICC様と、未来へ向けて、OCXを基盤とした更なる多様なパッケージを共創していきます。
今後もICC様と、未来へ向けて、OCXを基盤とした更なる多様なパッケージを共創していきます。
※本記事の内容は、2026年3月時点の情報に基づき制作しております。


